痺れ、痛みと無縁になるには腹圧を高めろ!

はじめに

皆さまこんにちは。
いきなりですが、はしゃぎ回る子供と腰が痛くて思うように動けない老人
この運動能力の差は一体なんなのでしょうか?

「それはもう、年齢の差でしょう。」
「子供は元気だから!」
「老人は歳をとって体力がないから!」

そんな声が聞こえてきそうですね。

結論から言うと、この運動能力の差には腹圧が関係しています。
運動の始まりに腹圧が高まることで良い姿勢を作り、動き易く安定した良い運動を行うことが出来るのです
腹圧によって姿勢や運動の質が決まると言っても過言ではありません。

人が感じる痛みや痺れのほとんどは姿勢や動きの質が悪くなることによって生じています。従って、腹圧を高め良い姿勢や運動を手に入れれば、痛みや痺れを感じる事なく過ごすことができるのです。

今回のコラムでは良い姿勢、良い運動の質を決定付ける腹圧について解説し、腹圧を高めるためのアクションプランをご提案させて頂きますので、最後までご覧ください。

腹圧を高め、いつまでも痛み痺れ知らずで元気に動き回れるカラダを手に入れましょう!

腹圧とは

それではまず、腹圧について説明していきます。

腹圧というのは、 
・腹横筋、横隔膜、骨盤底筋、多裂筋という体幹のインナーマッスルで囲われた腹腔の圧をいいます。

なんだか聞き慣れない言葉が続きましたね。一つ一つ解説していきましょう。

体幹とは
・腕や足を除いた胴体の部分をいいます。

インナーマッスルとは、
身体の深いところに位置する筋肉のことを指します。見た目には働いていることを確認することは難しいですが、主に関節や内臓の安定に働いています

腹腔とは、
肋骨の下にあるインナーマッスルに囲われたお腹の内臓を包んでいる部分をいいます。

以上を踏まえると、、、

腹圧とは、
関節の安定や内臓の安定に働く腹横筋、横隔膜、骨盤底筋、多裂筋という4つのインナーマッスルに囲まれた、内臓を包む腹腔という部分の圧をいいます。

簡単にいうと、読んで字の如くお腹の圧です。
赤ちゃんのお腹をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
赤ちゃんのお腹ってパンパンになっていますよね?あれがまさに腹圧なんです。

この腹圧が高まることによって良い姿勢や運動ができるということでしたが、なぜ良い姿勢や運動を起こすには腹圧を高める必要があるのでしょうか?また、どの様にして腹圧は高まるのでしょうか?

それぞれ解説していきます。

なぜ腹圧を高めることが必要なのか

それは、カラダを安定させるためです。

ここで少し簡単な物理の話をします。
物体が安定するというのは、床面と接している物で囲われた面積の上に重心が収まっている状況を言います。また重心は高いほど不安定であり、低いほど安定しやすいです。

例えば犬の場合、四つ足動物なので四つの足の裏で囲われた面積の上に重心が収まることで安定します。また、四つ足動物であり身長も高くなくないため、比較的安定しやすい動物だと言えます。

では人間はどうでしょう。
犬の様な四つ足動物とは違い、人間は二本足の動物です。二本の足の裏で囲われた比較的狭い面積の上に、重心を乗せなければ安定することはできません。
ここで注目したいのが人間の重心の位置です。

人間の重心は四つ足動物に比べて高い位置にあり、身長の56%の位置の骨盤内の前方に存在すると言われています。

安定して立つには両側の足の裏で囲われた狭い面積の上に、高い位置に存在する重心を留めなければならないのです。従って人間は構造的に不安定な動物なんですね。

また、体幹を見ると人間が安定しにくい原因が見えてきます。

体幹には上方に肋骨が囲っており、後方に腰骨と骨盤がガッチリと存在しています。
しかし!!
前方を支える骨が全くありません。

人間の重心は骨盤内の前方にあると説明しました。
そんな重心が存在する部分にも関わらず、体幹の前方を支える骨組みがないのです。人間は骨格から見ても極めて不安定なんですね。 

前方を支える骨組みがなければ体幹の安定が作れず、この様な

様々な姿勢の崩れが生じてしまい、姿勢が崩れ、安定し動き易い運動が生じにくくなってしまうのです。
この様に姿勢が崩れた状態のまま生活することで、気付かないうちに関節に負担がかかってしまい痛みや痺れを起こしてしまうのです。

でも大丈夫です。

構造的に不安定な人間のカラダを安定させる切り札こそが腹圧なのです!

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