愛情と親切は老化を遅らせる?

はじめに

歳を重ねるにつれて老化現象は起こるものですが、可能な範囲で食い止めて健康で美しくいたいものですよね。

アンチエイジング(anti-aging)という言葉があります。
これは「抗加齢」を意味する言葉です。実際の年齢に逆らうことは出来ないので、その意味としては「抗老化」となります。いつまでも若々しい心と体を維持したい、実際の年齢よりも若く見せたい(見られたい)、出来るだけ長生きしたい、という欲望は、きっとあなたにもあるのではないでしょうか?

アンチエイジングと聞くと一見、美容に関することと思われやすいですが、美容だけでなく、骨折や癌、生活習慣病など様々な病気を防ぎ、健康で長生きするためにも必要なことです。人間は20歳をピークとして少しずつ加齢とともに老化が進み、体にいろんな不調症状が現れてきます。

そこで抑えておいて頂きたいのが、一番のアンチエイジングは、ずばり愛情をもつこと、親切にすることということです!

当コラムでは老化現象を抑えるアンチエイジングと愛情や親切の関係性を解説し、今から始められるアクションプランをご提案させて頂きますので、是非最後までご覧ください。

年齢は2種類ある

老化とはどういうことでしょうか?

簡単にいうと、年をとって衰えていくプロセスのことです。

目に見える老化のプロセスといえば、隠しようのない顔のシワや、筋肉が衰え関節軟骨が磨耗していくことであったり以前よりも体調不良になりやすく、ケガや病気になりやすくなる状態などでしょう。

老化を遅らせるアンチエイジングと愛情や親切との関係を調べるには、それぞれの老化のプロセスについて、愛情や親切がどんな影響を与えているのかを見ていくのが分かりやすいです。

その前に、年齢は二種類あることはご存じでしょうか?

それは暦年齢生物学的年齢です。

暦年齢は誕生の年から数えた実年齢で、一般的に年齢と言っているのはこちらの方です。一方で、生物学的年齢とは、体の見かけの年齢であり、食習慣や運動の習慣、ストレスレベル、生活態度、そして親切かどうかなどによって変わると言われています。「若く見えるね!」「老けて見えるね。」などと表現されるのはこちらの生物学的年齢ということです。

生物学的年齢は、実年齢とちがっていてもおかしくないですが、少しでも「若く見えるね!」「年齢の割に元気ですよね!」と言ってもらいたいところですね。

寿命のすべては遺伝子に組みこまれている?

「私の祖父は99歳まで生きたのよ!きっと私も長生きだわ」
「父はまだ86歳で元気にしているの。うちの家系は遺伝子がいいんだ」
「うちはそうじゃないわ。祖父母とも心臓病で、十代で亡くなったみたいだから」など、

生活習慣が健康に影響するのは誰でも知っていますが、体の老化のスピードについては、すべて遺伝子に組みこまれていると思っている人は多いのではないでしょうか?

しかし、遺伝が人の寿命を左右する割合はわずか2〜3割でしかありません!

もちろん、寿命の2〜3割は遺伝が影響していますが、両親から子どもに伝わるのは遺伝子だけではありません。食習慣や活動のレベル、生活態度、心の持ち方(日常的なストレス源にどう反応するか)、行動、人とのつながり方も伝わります。こうした習慣を足し合わせると、遺伝子よりも健康へ与える影響は大きくなるのが分かるでしょう。生物学的年齢を決め、体の老化のスピードを決めるのは、遺伝ではなくこうした習慣なのです。

この点を押さえておけば、愛情と親切で老化のスピードが変わってくるという可能性を受け入れやすくなることでしょう。

あなたに忍び寄る老化現象と愛情、親切の関係

ここからは、幾つかある老化現象の内1つの現象を紹介し、その現象に対しての愛情と親切が与える効果を解説したいと思います。

今回ご紹介する老化現象は筋肉の衰えです。

典型的な老化現象としてたいていの人が挙げるのが、筋肉の衰えです。

「自然に減っていくもの」と受けとめられていますが、このプロセスの進行のスピードには、生活習慣やストレス、そして加齢の受けとめかた、他人や動物との接し方が大きく関わっていることは、ほとんど認識されていません。

確かに筋肉は年齢とともに衰えますが、再生することはご存知でしょうか?
運動をすることで筋細胞が自然に増殖して不足分を補充し、筋肉を再生するのです。細胞の減少スピードが再生スピードを上回ると、老化が現れます。運動が筋肉の再生を促すため、運動をする人がしない人よりも元気で、力があるということが起きるのです。

筋肉の衰えは運動不足が原因ということは分かりました。では、愛情や親切は筋肉の再生のどの過程で役立つのでしょうか?

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