「ロコモティブシンドローム」という言葉。耳にされたことはありますか?
日本整形外科学会が2007年に提唱した新しい言葉です。筋肉や骨、関節などの運動器の障害によって移動機能が低下した状態を表します。『ロコモティブシンドローム』は略して 『ロコモ』と言われますが、ロコモになると、立ったり、歩いたりといった能力が低下してしまうため、将来、介護が必要になるリスクが高くなります。
現在の日本は、人生100年時代などという言葉もあるほどの長寿国です。しかし、健康で日常生活を送ることが出来る健康寿命と、平均寿命の間には差があり、何かの助けを必要としながら生活している期間があるという問題が生じています。
便利な世の中で生活する中で、「日常生活に支障がないから大丈夫」と感じていても、ロコモになっていたり、すでにロコモが進行していることもあるそうです。
このコラムを読んで、ロコモティブシンドロームについて知り、運動器が障害を起こすのを予防し、健康寿命を延ばしていきましょう。
あなたは「ロコモ」ではないですか?
「ロコモ」を知る前にまずは、ロコモチェックをしてみたいと思います。
下の図の7つのチェックをしてみてください。

いかがでしたか?
1つしか当てはまらなくてホッとしている方はいらっしゃいますか?
実はこちらのチェック、すべての項目が骨や筋肉などの運動器が衰えているかどうかを確認するものなのです。つまり、1つでも当てはまれば、ロコモの心配があるのです。
それでは早速、ロコモについて知っていきましょう。
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