「寝だめ」睡眠不足に効果的?

毎日の眠気解消に
休日の寝だめは効果があるのか!?

「寝だめ」という言葉をご存知でしょうか。
平日夜遅くまで仕事や育児や家事を行い、十分な睡眠時間が取れない時、休日にまとめて平日の分まで寝ることをいいます。


あなたは日頃より仕事や、家事、育児、余暇活動などで毎日を忙しく過ごしているのではないでしょうか。
仕事を持ち帰って家でも忙しい、子供の影響で平日は寝不足になってしまう。
そんな経験が一度はあるのでは無いでしょうか。
休みの日は平日の眠気を解消するためにも一日中寝ているという方もいるかもしれません。

もし休日の「寝だめ」が効果的なのであれば、平日は活動時間を増やす事で、より生産性を高める事に繋げられるかも知れません。

当コラムではそんな「寝だめ」について専門的な知見を交えてお話ししたいと思います。

世界一「睡眠時間が短い国」日本

「寝だめ」を考えていく前に、日本人の睡眠時間についてお話ししたいと思います。
日本は、「睡眠不足を自覚する人が非常に多い国」という事をご存知でしょうか。

ミシガン大学が 2016 年にインターネットでおこなった調査では、 100ヵ国中、日本の睡眠時間は最下位にランクされました。

その後、変動は多少見られましたが、OECD(経済協力開発機構)が2018年に発表したデータをご覧ください。


この調査対象国のなかで日本は最下位で、1日の睡眠時間は平均442分(7時間22分)でした。
1位の南アフリカの553分(9時間13分)と比べると、約2時間も睡眠時間が短いことになります。実は、2014年に実施された前回調査の463分から、さらに短くなっており、日本人の睡眠不足問題の深刻さがよく分かります。

また、他の情報を見ると、数千人程度の統計から、日本人の平均睡眠時間は 6.5 時間と出ています。いずれにせよ世界の睡眠時間平均と比較すると、非常に少ないことが分かります。

また、日本人は平均睡眠時間が短いだけでなく、睡眠時間が 6 時間未満の人の割合が約 10%もいるといわれています。
この6時間未満というのは、アメリカでは短時間睡眠とされる数値です。

他の調査では、6 時間未満しか寝ていない日本人も、実は「7.2 時間程度は寝たい」と感じているとの結果が出ています。

この「眠りたい時間」と「実際の睡眠時間」の差が諸外国に比べて大きい事が、日本人の睡眠に対する欲求を高め、週末の寝だめへと誘導する原因であると考えられます。

短時間睡眠は可能?

日本人の平均睡眠時間が6.5時間程度であると先程述べました。
そもそも、平日の短時間睡眠を健康的に実行することは可能かという疑問があります。
中には、私はもっと寝ていないけど全然平気!という方もいるかもしれません。

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